2010年3月20日土曜日

入札の微妙な公平性

公共事業では入札により仕事が委託されるが、この入札もどこまで公平なのか非常に疑問な部分が多い。安価もしくは予定価格に近い業社へ委託されることとなるのだが、殆どの場合この予定価格に近い数値で入札が行われている。きっとどこかのルートから情報が漏れているのではないかと疑ってしまうほどだ。極めつけは1円入札まで存在する。今回の仕事はタダでもいいから行い、付帯業務で費用を回収しようとする戦法だ。これでは入札そのものにまったく意味はなくなる。

DNA鑑定のデータベースに問題とは

DNA鑑定に用いられるデータベースに登録時のミスが見つかったようだ。これによりまったく関係のない人に逮捕状がだされたようだが冤罪が大きく騒がれるようになった昨今においては痛い問題の発覚ではなかろうか。株取り引き関係のシステムでも入力ミスにより大きな損害が発生する事件が起きていたが、DNAデータベースのように一定の条件が揃わない場合、入力ミスを事前に防ぐ仕組みを組み込むのは困難かとおもう。人の手と目で2重にも3重にも確認するしかないのだろうが、人の人生を左右しかねない情報を扱うことから最低でもそれくらいはしてもらいた。コンピュータは人の作業を補助するものであって、人に代わって作業を行うものではないことを十分理解してほしい。