2010年8月7日土曜日

動作環境が増えすぎて頭の痛いエンジニアたち

ブラウザ戦争と呼ばれる出来事が起きている時代があった。そのときはInternet Explorer、Netscapeが激しくぶつかり、Opera、Safariが状況をややこしくしていたように思う。そうしているうちにi-modeが普及し表現力のショボイi-modeブラウザが追加され、しかもi-modeブラウザはキャリア毎に表現が異なるという異端者だった。昔から存在はしていたスマートフォンもiPhoneの登場から一気に市場が活性化され、当然ブラウザも搭載されていた。ホームページをつくるエンジニア(エンジニアというのかどうか定かではないが・・・)にとっては面倒極まりない状況なのではなかろうか。対応が必要ということで儲かるのかもしれないが、依頼するユーザー側からしてみれば都度お金を払うのは億劫に思えて仕方ない。

写真じゃなくてもっと立体的に見せれないか

Google がお店の写真を撮影して掲載してくれるサービスを無料で提供していくようだが、同社はO3Dというブラウザプラグインのレンダリングエンジンを開発しているので3次元でお店を表現することも可能に思えるのだがそうしなかったところがGoogleっぽいと思う。ストリートビューのようにFLASHで実現しても良かったように思えるがそうでもないのがまたGoogleっぽいと思う。日本の企業がよくする技術アピールというアプローチではなく、基本的な技術を利用し窓口を広げてサービスへの参加者とサービスの利用者両方へ展開をはかるのは日本の企業も見習ってほしい。複雑な仕様や技術的な話題性を重視し過ぎて、出来上がったものを求めた人が使いこなせないのは悲しすぎる。

ベータ版というせこい方法ではあるが

IT業界から提供されているサービスではよく「ベータ版」という表現がされることが多い。これは「使っていいけどどんな不具合が起きるかわからないよ」ということなのだが、他の業界から見た場合非常にせこい方法に思えて仕方がない。しかし、背景的には複雑な技術的な絡みと時代の流れが大きく左右していて、せこいかもしれないが業界としてはそうせざるを得ないとも思える。有料サービスであるにも関わらず「ベータ版」ですというのは反則だが、無料で提供されているサービスは開発コストが自給自足になる。