2010年2月20日土曜日

トヨタの欠点

製品の不具合や欠陥について報道が多く取り上げられているが、トヨタが今まで構築を進めてきたモデルの欠点は手に取れる物と手に取れない物の混在にあると考えている。手に取れる物とはハンドルやタイヤ、ドアパネルやエンジンなどの質量を持った部品で、手に取れない物とはコンピュータ関連のプログラム部品を示す。情報産業では金属加工やゴム製品製造と同じスパンで技術を評価することが難しい。そしてこの情報産業分野に力を入れて新技術を積極的に採用してきたことが最近になって仇となったように思う。先端技術で高度な知識を有しているイメージを受けやすい日本国内の情報産業ではあるが、ほんの一握りを除いて散々たる状況で散々たる製品を作り続けている。と、書いてはみたものの、トヨタのブレーキ問題は世論が過剰に反応し過ぎている。ブレーキではなく、アクセルに問題があるならここまでの事態に発展しなかったであろうが、ドライバーももっと車の仕組みをよく理解してハンドルを握らなければならないとつくづく思う。

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